spacekern パッケージ。通常は \, で出力する小さなスペースだが、この方法だと当該のスペース自体は non-breaking かつカーニング無効で、また後続の単語がハイフネーションされない。そこで、こうした問題が存在しない小スペースを入れる方法を提供すると。
https://ctan.org/pkg/spacekern
リガチャ・カーニング周りのパッケージが相次いで登場している。いずれも LuaTeX 専用。
まずは ligtype パッケージ。リガチャを無効化するためのものらしい。冒頭部で引用されている David Carlisle の言が面白い:
> I don’t think you would ever do this in English
https://ctan.org/pkg/ligtype
Knuthian TeX は開発が終わっているけれども、あれはバージョン3以降の拡張のすべてを諦めて強制的に開発終了を宣言したからそうできただけで、より広い視野で見れば様々な需要のためマクロパッケージなり拡張エンジンなりのレベルでは増築に次ぐ増築が続いていてまさに「ハウルの城状態」なわけで……
自分が作ったパブリックかつマージ済みプルリクエストは全部で19個らしい。
https://github.com/search?p=2&q=author%3Awtsnjp+type%3Apr+is%3Amerged&type=Issues
2個目、16個目、128個目、1024個目のマージ済みプルリクエストのみがカウントされるらしい。なかなか辛い増え方だ。そしてこの基準値はいかにもプログラマが考えたって感じで面白い。
プロによる質問とプロによる回答だ。そして、そんなPDFの仕様は知らなかった👀 / QA: tikzの\drawでline width=0ptの線は不可? https://oku.edu.mie-u.ac.jp/tex/mod/forum/discuss.php?d=3392
カンピリはそれこそ多くの和文フォントでカンマとピリオドが見分けにくいのがデメリットとして大きすぎる。自分で和文フォントを選ぶ際には黎ミンなど比較的視認性が良いものを選ぶので、そういう選択が可能な場合にはカンピリを選択したい。表示フォントを選べない状況では基本はテンマルがよさそう。
カンピリとテンマルのそれぞれに pros/cons はあると思うので、一概にどちらがより優れていると言えるものでもないし、今後も状況によって使い分けていく。ただ Twitter、Slack、LINE、電子メール等による「普段のコミュニケーション」ではテンマルのメリットがカンピリのそれを上回ると判断した。
やはり学位論文執筆には飲酒が必要。わかってるねぇ😜 https://twitter.com/pomdog_home/status/1535875028541132802